空と光
「ここ中学校小さいから文化系ないんだよねぇ」と奈々が口をとがらす。奈々は絵を書くことが好きだ。私も好きだからきっと文化系があったら音楽か美術のほうに入っていただろう。「私は野球部!あっえっウソ?!男子限定??」愛実は中学校の説明書の部活の欄をみて落ち込む「しょうがないよ愛実。でも愛実は男子に負けないくらい野球好きだから残念だね 他の部活を周ろっ?」と友夏が慰める。「私もどうしよぉ~」と考えていたら体育館からボールの音がしてきた。「いち、にの、さぁん!!」とアタックの練習を先に見学にきていた生徒が体験していた。 「ちょっと寄ってみる?」と友夏が意見をだしみんな賛成したので4人で体育館に入った。すると「あっ君たちも見学?どうぞどうぞ~」とショートヘアの優しそうな先輩が寄ってきた。・・・・・あれ?そういえば監督やコーチみたいな人が一人もいない。まっいっか・・。先輩たちにボールを渡されパスの練習をする。私はバレーは体育の授業や休み時間なのでやったことがあるので初めてではない。他の三人もそうだ。「そうそう手を組んで。でひざを曲げて ちょっと練習してみよう!」と私の相手をしてくれたのはさっきの先輩だ。投げられたボールを私はポーンと返す。「上手い上手い!じゃあもう一回やってみよう
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