空と光
夏休みは部活と宿題に追われる日々で
とても忙しい。



「うっ・・・苦しい!!!」「ガマンしなさい。しょうがないでしょ帯締めるんだから!」
お母さんは私の背中を叩く

今日は花火大会!

だから浴衣を着せて
もらってるんだけど・・・・・・。
「ちょっと!お母さん早く~!!電車遅れちゃうよぉ」
「待ってて!もう少しなんだから・・
はぁ・・・ダメね。長い間やってないと忘れて」お母さんは後ろでなにやらブツブツいっている


浴衣で締め付けられる中、みんなとの待ち合わせ場所へと急いだ。


集合場所についたもののまだ誰も来てないらしい

カランカラン・・・・

みんな浴衣をきていて下駄の音を残しながら私の前を通り過ぎていく

駅前には同じ花火大会にいくのか普段静まり返っている駅に人が集まってきた

ここらへんでは大きな花火大会なので有名だ

「まだかなぁ・・・・」

目の前を通り過ぎる恋人たちや友達同士で楽しそうにしている人をみるとなんだか寂しくなってきた
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