空と光
みんなであれこれはしゃいでいるといつの間にか空で騒いでいた花火が終わっていた

当然、帰宅ラッシュの駅はすごく混んでいる。電車に乗るどころか駅にもたどり着かず何本も乗れなかった
「次で乗るよ!!」
「うっうん・・・!」
私は愛美の手を握った
そして電車がホームに到着と同時に大勢の人の波が電車に押し寄せた

「みんな大丈夫??」
人でぎゅうぎゅうの車内で友夏が話しかける。
「う・・うん。ちょっときついけど」奈々は苦笑い
そしてやっとガタンゴトン揺られながら顔なじみの駅についた。
「はぁ・・・。やっとついた~」「息苦しいんだけど」私と友夏はダウン。
「はぁ・・・ほんと。私なんて人で帯の形おかしくなってるし」
そう言って奈々は少し曲がった背中の帯に不満をもらす


電車は人をたくさん乗せながらガタンゴトンと走り去った
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