空と光

つらい過去の始まり

いつだってどんなときも空は広いね
まるであなたの心を見ているみたい・・・。今日は青空だから君は笑っているんだね三年前の自分を振り返りながら空をみていた・・・。あの日も今日みたいな雲一つない空だったよ

バタバタバタバタ! 「もぉーっなんで起こしてくれなかったの??」私は勢いよく階段をおり朝からバタバタする。「だって美羽、何度言っても起きないんだもの。あっちゃんと朝ご飯食べてってね!」目玉焼きをフライパンで作っている。「どうしよう!あと10分しかないっ髪、まとめなきゃっ!遅刻しちゃうよぉ」 急いで髪をまとめ支度する。朝ご飯をちゃっちゃと食べ、歯を磨きジャスト10分!!「行ってきまぁーす!お母さん遅れないでよ!!」「遅れないわよ! 美羽じゃないんだから」 そう今日は卒業式。まだ寒く風も吹いてるけどこの風は春を連れてくるから好き。今日は私たちの門を迎えてくれるかのようにいい天気だ。小走りで学校に向かうと「あっ美羽おはよー!」と手を振ってくるのは大人びた奈々だ。「おはよー奈々、今日遅くない?私遅刻したのに・・。」すると奈々も頭をかきながら「へへっ私も」と笑いながらいった
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