忌み子
「昨日さー?なんだっけ、名前忘れたけどー
明海の好きなアイドルでてたよねー!」

キャッキャと喜びながら話す奏羽。

「あー、出てたでてた!かっこいいっしょー?」

それに合わせながら話す明海。

「ほんと明海好きだよなーwあの人w」

同じテンションに僕も合わせる。
これが僕の通学路。
正直なところめんどくさいがこうでもしないと
うまくやっていけないのだ。
たった5分なのにそれすら長く感じてしまう。
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