君はあたしの天然王子




「でもミーちゃん、クッキーなんか食べて体おかしくならないの?」


「うん。今のところ大丈夫だよ。オレの愛で育ってるから」



…ミーちゃんは特殊なんですね…




「ねぇ、美奈」


ふいに、尚陽くんが話しかけてきた。



「あのさ…オレ、この部屋の合鍵作っとくから、それ美奈にあげるよ。だから いつでも来て?」



「えっ…いいの?」



「うん!こういうの初めてだし…美奈なら良いよ。」



きゅうん…




今の顔と言葉…反則だ…。





「ありがとう!」




ホントに彼氏と彼女って感じがして嬉しいなぁ~。




あたしも、こんなことしたことないし…




何だか嬉しい―…







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