君はあたしの天然王子
―翌日…
「ぎゃぁぁ!!寝坊しすぎた!」
あたしは二階でギャーギャー騒ぐ。
「オイオイ美奈!朝から煩せぇぞ」
お兄ちゃんが横目で見てくる。
「だってあと5分寝よう!って思ってたのに、いつの間にか30分たってたんだもん!」
あたしはアイロンで髪をくるくると巻く。
もうすっかり慣れたから大丈夫っ。
「って、そんな時間ないんだった!!」
あたしは急いで制服に着替えて家を出た。
「はぁ…はぁ…電車間に合うかな?」
あたしは駅まで走る。
ホームまで上がると、もう電車が来ていた。
あたしは急いで、その中に駆け込んだ。
「ふぅ~…間に合った…」
ま…間に合って良かった…