君はあたしの天然王子
そして20分後―…
駅に着き、尚陽くんは真っ先にコンビニへ…
飴を大量に買って戻ってきた…
「ふぅ…満足☆」
イキイキした顔の尚陽くん。
飴だけでこんなに幸せそうに出来るなんて…羨ましいよ。
「でも、尚陽くんって何でこんなに飴好きなの?」
「ん?んー…最初はそんなに好きじゃなかったんだけどね。…美奈に初めて会った時に飴あげたろ?それから好きになったっていうか…思い出深いっていうか…」
そういえば…駅のホームで泣いてるあたしに飴くれたね。
何だか…嬉しい…
天然のくせに、カッコいいこと言っちゃって…本当に憎めない。
そんなとこが大好きだよ。