君はあたしの天然王子
そうと決まったら行動!
あたしは先輩を探そうと、校舎の中を歩き回った。
すると…
「美奈?どうしたの?」
「尚陽くん…」
尚陽くんが紙袋を2つ掲げて歩いてきた。
「その紙袋何?」
「あぁ、さっき購買で買ったお菓子」
そんなに買ったの!?
「は…歯磨き、ちゃんとするんだよ?」
「?そういえば美奈は何してんの?」
キョトンとした尚陽くんが首を傾げる。
「あたしは先輩探してるの」
「え…?」
尚陽くんの顔色が変わったような気がした。
「…尚陽くん?」
「何で…」
え…?
「何でスネ夫先輩を探さなきゃいけないの?」
えっ…