君はあたしの天然王子
結局、由陽さんの誘いを断れなかったあたしは、しぶしぶ行くことに…。
あたしは、夏休みに由陽さんに会ったときのことを思い出していた。
色が合ってない、あの奇抜な服…
あんな服を選ばされたら…あたしどうすれば良いの!?
バッサリ断るだなんて…気弱なあたしに出来るわけもない…
そんなことを考えていると、派手な服を着た人が近付いてきた。
「ゆっ…由陽さん!?」
近付いてきていたのは、紛れもない由陽さん。
「その服…」
「あ、これ?今年はヒョウ柄とチェック柄が流行るらしいから着ちゃった☆」
流行なのは分かったけど…
今日の由陽さんのファッションは凄い…凄すぎるくらいド派手です…