君はあたしの天然王子




「だって…尚陽くんらしいんだもん!大好き!」


「美奈…」



そうだよね、どうにかなるよね。


あたしなりに頑張って、絶対に佳奈美と啓吾くんを両想いにさせるんだ!!



あたしたちはカフェを出て、駅の方へ向かおうとした。



その時…



「あ、尚陽だあ~」

うちの学校の制服を着た2人の女の子が近づいてきた。



「尚陽、この人彼女?」


片方の女の子があたしを指差して言ってきた。



ゆ…指を差すな!
っていうか…この子たち誰よ…?



「彼女だよ?」


平然とした顔で答える尚陽くん。



「え~!?じゃあ何でこの前のコンパ来たのさぁ~!?」



もう片方の女の子が言った。





っていうか…ちょっと待って…?






ここここコンパーー!!?








< 175 / 240 >

この作品をシェア

pagetop