君はあたしの天然王子
慌ててオレは学校前の駅まで戻った。
おかげで相当遅刻しちゃったよ。
しかも眠気はとれないし…。
仕方ないから、保健室で寝ようかな?
オレは学校に着くなり、保健室に行った。
早く…早く寝たい…
神様 仏様 飴の神様…早くベッドに会わせて!!
オレはふらふらする身体で、保健室に入った。
「失礼しまーす…」
が、中から返答がない。先生いないのかな…?
オレは適当にイスに腰かけて、そのまま寝ようとした。
だって、勝手にベッド使って怒られたらヤダもん。
すると、奥の方から、シャーっとカーテンの開く音がした。
そっちを見ると、昨日から探してた人が立っていた。
「美奈…」
「尚陽くん…?」
カーテンの奥にはベッドがあった。
寝てたのかな?
でも…
やっと会えた…
神様 仏様(以下略)ありがとうございます…