君はあたしの天然王子






「うぅう……」




朝食後、気分が悪くなってしまったあたしはベッドにダイブした。



あの衝撃的な味…出来れば二度と食べたくない…




するとそのとき、部屋のドアをコンコン、とノックする音が聞こえた。




「はーい。入ってー」



ガチャ…




「美奈ちゃん、ちょっと良い?」




そこにたっていたのは由陽さんだった。




「由陽さん…どうかしたんですか?」



あたしはベッドから身を起こす。




「うん…。今、ちょっとだけ時間作れるかしら?」



「…はあ。」



「近くのファミレスで、お話しない?」



そう言って由陽さんは温かく微笑んだ。



あたしはすぐにオーケーの返事をして、由陽さんと一緒に家を出た。




何の話だろ…?




家では出来ないような話なのかな…。











< 214 / 240 >

この作品をシェア

pagetop