君はあたしの天然王子
「待って!やっぱ俺も行くよっ」
「尚陽くん…」
何だかんだ言って、尚陽くんはいつも着いてきてくれる。
「この辺暗くなったら、外灯無いから真っ暗だし。怖いから俺も行く!」
理由がおかしいけどね…。
「うん…行こうか、尚陽くん!」
「あ、でも念のために虫除けスプレーしとこう。マムシ寄ってこないように。」
果たしてマムシに虫除けスプレーって効くのか……?
まぁ尚陽くんは気にしてないみたいだから、いっか!
マムシが襲いかかってきても、あたしと尚陽くんの強い想いには敵わないよ!
絶対に二人を喜ばせてみせるんだ!