君はあたしの天然王子
でも…やっぱり雷は怖い。
「じゃあ…雷がおさまるまで…いてもいい?」
「もちろん!」
尚陽くんがニッと笑う。
尚陽くんって…スゴく綺麗な肌してるなあ…
こんなに近くで見たことなかったから知らなかったけど、尚陽くんって、綺麗な二重瞼をしてて…吸い込まれそうな瞳をしてる。
あたしの鼓動はまた速くなる。
どんどん身体が尚陽くんの色に染まっていくような気がする…
「ねぇ美奈ちゃん」
「はいっ!?」
やだ…
あたしったら、ものすごく声が上ずっちゃった。
恥ずかしい…