君はあたしの天然王子
*2* 彼との再会
あたしは家に帰り、ハンカチを綺麗に洗濯した。
「ハンカチに名前書いてないな…」
ハンカチには ちゃんと名前書きなさい!!
って違う違う!
「あの制服…たしか東高だよね?」
また会いたいけど、手がかりは東高ってことと このハンカチと
あたしの頭の中で繰り返される あの笑顔だけ…
「会えるよね? また…」
あたしは徐々に重くなっていく瞼を閉じて、眠りについた。