君はあたしの天然王子
―そして、運命の翌日!!
すーはーと深呼吸するあたし。
今はお昼休み。
朝のうちに、昼休みに中庭にくるように伝えたから、尚陽くん来るよね!
「はぁ…緊張する…」
秋のポカポカした日差しが、ベンチに座っているあたしに降り注ぐ。
気持ちいいなぁ~…
あ…やば…眠たくなってきた…
ね…寝ちゃダメだよ、起きろ美奈!!
あ…でも…もう…
無理かも…
重たい瞼を閉じた。
あたしは爆睡…
―すると…
唇が ふわりと温かくなった。
ん…?
なんだ…これ…?
てか息できない!!!