君はあたしの天然王子




あたしは閉じていた瞼を開けた。

あ…息できる…

そして目の前には尚陽くん…



「美奈ちゃん…?」



「え…あれ…?」




あ…あぁぁぁ!!!



あたしったら自分から尚陽くんを呼び出しといて寝てた!?



もぉ…あたしのバカ…



「ゴメン尚陽くん…あたし寝てたね…」


「ん?いいよ~。で、話って何?」


「えっと…」



つ…遂にきた!!



「その…」




―ドキドキ…






「め…迷惑かもしれないけど…あたしね、尚陽くんのことが…」


「ん?」



「な…尚陽くんのことが…












好き…です…」











きっと今のあたしの顔は真っ赤だろうな。



てゆうか恥ずかしい…









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