君はあたしの天然王子
「あのオレもう行かなきゃ…」
美奈ちゃんが待ってるんだ!!
オレは中庭まで急いだ。
ちょっと遅くなっちゃったかなぁ…
息を切らして中庭まで走る。
すると、ベンチに座っている美奈ちゃんが視界に入った。
オレは美奈ちゃんに近寄る。
あれ…?
「美奈ちゃん…寝てる?」
美奈ちゃんは気持ち良さそうに、すーすーと寝息をたてて寝ていた。
てゆうか…寝顔カワイイな…
睫毛…長い…
ちょっと茶色がかった髪の毛は くるくるしていてサラサラで…
この時、寝ている美奈ちゃんが どうしようもなく愛しく感じた。
そして―…
気づいたら美奈ちゃんの唇にキスしてた