君はあたしの天然王子
―放課後…
オレは待ち合わせのカフェでボーっと悠佳を待っていた。
どうやらオレの方が早く着いちゃったみたい。
悠佳…まだかな?
そう思いながらも、頭の中は美奈ちゃんのことを考えている。
「はぁ…」
頭に過る美奈ちゃんの顔―…
オレ…美奈ちゃんのことが好きなのかな…?
いや、でもオレには悠佳っていう彼女も居るし―…
「うぅぅ…」
どうしたら良いんだ!?オレ!!
でも…美奈ちゃんが寝てる間にコッソリしたキスのことを思い出すと、ドキドキしてくる。
オレ…ホントに美奈ちゃんにキスしちゃったんだよね…?
今となって恥ずかしくなってくる。
うわぁぁ…オレ本当にどうしたら良いの!?