君と居たいんだょ!
「い、いや!とんでもない!湊さんはなにもしてません!それは…ただ…わたしが…」

「はははははっ!」


わ、笑われたぁーーーー?!?!

学園のプリンスに笑われちゃったよぉぉーー!

もうどうにもできないと涙目になっていると…


「出雲ちゃん。傘持ってる?」

「え……」


そうだ。

雨が降っていたから、大声を出してしまったんだ。


「……も、持ってま……せん…」

「大丈夫?結構雨降ってるけど…」

「雨がやむまで待ちます……」


出雲はがっかりしながらそういった。

すると、湊が出雲の腕を引っ張り、傘をさした。
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