幸せになりたいだけ。
そんな話は夜になるまで続いた。
侑「おばあちゃん、今日はおばあちゃんの部屋で寝ていい?」
祖母「いいけど、どうしたん?」
侑「いや、なんとなくだけど(笑)」
本当になんとなく、今日はおばあちゃんと寝たい。そう思った。
おばあちゃんと隣同士で寝る。
祖母「こうやって一緒に寝るのもいつぶりかねー」
侑「私が小学校3年生くらいまでじゃない?」
祖母「そうやったね。懐かしいわ」
3人兄弟の長女だった私。
お父さんは弟を可愛がり
お母さんは妹を可愛がった。
もちろん私は、「お姉ちゃんなんだから」
と我慢させられることが多かった。
眠れない一人の夜は、
おばあちゃんとおじいちゃんの部屋へ行き、いろんな話を聞かせてもらった。
戦争の話、昔の話、怖い話。
いろんな話を聞かせてくれた。
おじいちゃんとおばあちゃんは私をたくさん甘えさせてくれた。
一人でつまらないときはおじいちゃんが私を森へ連れていき、いろんなことを教えてくれた
これは何の実なのか。食べれるのか。
大好きな大好きなおじいちゃんとおばあちゃん。
(おじいちゃん、おばあちゃんを守ってね)