幸せになりたいだけ。


先「侑夏ーちょっとおいでー」


(え、呼び出し?)


侑「くにちゃん、なにー?」

先「大変だったねー、大丈夫?」


侑「大丈夫だよー!もう平気だからさ!休みくれてありがとうね♪」


先「ならいいけど♪なんかあったらいいなよー!」


侑「はーい♪」


強がるのが私の癖。
辛いと思ってもうまく辛さを表現することが出来なかった。

辛い話でも笑い話にして
辛くないように見せてしまう。

人に涙を見せることができない。



-放課後-

舞「侑夏ー!ちょっとちょっと!」


侑「舞?なにー?」


舞「明日、暇?♪」

侑「暇だけどー?」

舞「ドライブ行こうで♪」

侑「なになにー?(笑)別にいいけどさ(笑)」


舞「じゃあ、明日、私の家に集合ね♪♪」


侑「はいはーい♪」

舞「じゃあ、私、バイトだからさ!また明日♪」

侑「頑張ってねー!ばいばーい♪」


(舞はいつも唐突なんだから。でも憎めないんだよなー(笑))





この時、私はまだ知らなかった。
明日の出来事がこんなにも楽しい苦しい毎日の引き金になるなんて。








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