幸せになりたいだけ。
-川辺-

和「この辺でいいんじゃない?」

舞「そだねー!」


侑「しようか♪」


私たちはロケット花火や線香花火、
ねずみ花火なんかして盛り上がった。


花火もなくなってみんなで川辺に座って川を見てた。


私、舞、和の順番で座った。


和「倉品かわってないなー」


舞「薪かわってないよー」

和「そうかー?(笑)そういえば○○覚えてるー?」

舞「同じクラスだったやつだよねー?」


(なんか、話ついてけないしお邪魔かなー)


舞「侑夏?どこいくの?」


侑「!ちょ、ちょっと散歩(笑)」


舞「そう?気を付けてー!」


(中学の時の話なんてわかんないってー(笑))


少し離れたところで座って川を見つめた。


ぼーっとする時間があるとやっぱり思い出してしまう。


葬式の時に最後に見た、おじいちゃんの顔。

おばあちゃんが泣きながらお花をそっと棺桶にいれていたあの時。


少し目頭が暑くなる。


和「なにしてんの?」


(え?!)

侑「いや…なにって…ぼーっとしてた」


(びっくりしたー、いきなり話しかけないでよ)

和「よっしーは倉品の友達なんでしょ」

侑「そーだよー薪くんは舞と中学の時の友達なんでしょ?」

和「薪くんって?(笑)和人でいいよ(笑)」


そう言って和人は私の隣に腰かけた。

侑「わかった(笑)」

和「倉品とは中学の時いろいろあったからなーまあ、元気でよかったわ」


侑「そーなんだー」

(いろいろって、セフレだろ(笑))


和「よっしーは今彼氏はいないの?」


侑「ん?昨日からフリー(笑)」


和「まぢ!(笑)しかも昨日かよ(笑)」


侑「まあね(笑)和人は?」


和「俺はいないよー(笑)いろいろあってさ(笑)」

(いろいろってなんだよ)


侑「そーなんだー(笑)」


舞「二人で何やってんだー?(笑)」


侑「舞!他愛もない話だよ(笑)」

和「倉品は馬鹿だよなーって話(笑)」


舞「薪!なにいってんのよー(笑)」


(この2人付き合えばいいのに)


薪「そろそろ帰るか!あんまりここいたら警察に補導されるし(笑)」


舞、侑「帰りますかー!」






< 8 / 12 >

この作品をシェア

pagetop