~恋に気付くとき~
「……忘れない。俺が全部悪い…。でも、今は…何も言えない。……本当にごめんな…。」


トールちゃんのあいまいな言葉…。


何かを隠してる?


でも、もういいんだっ。


とりあえず、あたしが切り替えなきゃ、トールちゃんを苦しめてしまうから。


あたしは、トールちゃんに『好き』とは言えない。


言ってしまったら、トールちゃんをもっと苦しめるから。


……もう、朝だ。


「トールちゃんっ。朝ご飯作るね。」


「…あぁ。」
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