~恋に気付くとき~
「結、遊びに行っても良い?」

明日実から電話がきたのは夏休みの終わりだった。


「やっと県体終わった~。」

元気良く明日実がうちにやってきた。


日に焼けた明日実と会うのは久し振りだったから嬉しかった。


一年生で、バスケ部のレギュラーは明日実だけだから、凄いんだよね。


あたしたちは、お互いの近況を一通り話した。

「で…?松本先輩とはどうなの?」


「どうって…。」


あたしは、この前の出来事を話した…。

驚く明日実。

「…キス…したの?」

「……うん…。」
< 49 / 134 >

この作品をシェア

pagetop