~恋に気付くとき~
こくはく
年末が近付いていた。

もうすぐXmas。


受験生は追い込みの時期だ。

トールちゃんの希望する大学は自宅から通える場所だと、お母さんが言っていて、あたしは嬉しかった。


Xmas一緒に過ごしたいなんて贅沢かな?

「結、Xmasプレゼント買いに行こうっ。」

明日実が張り切ってる。

「お兄さんにプレゼントあげるの?」


「…うん。初チャレンジっ!結は?結もあげなよっ。」

明日実は、いつもあたしに勇気をくれる。


「じゃあっ、あげちゃおうかなっ。」


「よしっ。じゃあ今週末買いに行こうっ。」


Xmasまで、あと一週間。
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