~恋に気付くとき~
「あっ、確か冷蔵庫に…。」


…もう空っぽだった。

「あたし、買ってくるよ。」


「危ないから、一緒に行く。」


お母さんにもお酒を頼まれたあたしたちは、コンビニへと向かう。

夜の賑わいを見せる街は、Xmasイヴということもあって、なんだか華やかだった。


コンビニまでは、歩いて五分くらい。


トールちゃんが、あたしの手をとった。


コンビニが、もっと遠ければ良いのに…。
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