~恋に気付くとき~
「明日実っ、また連絡するから。」


カバンを持って急いでトールちゃんのあとを追う。


校門のところには…。


遥香先輩が待っていた。


「結ちゃんっ、久し振りだね。」


優しい笑顔の遥香先輩に胸が痛んだ。


「悪いけど、話あるからちょっと付き合ってねっ。」


「あっ、はい…。」


「松本君も一緒だから、安心してねっ。」


「はぁ…。」


呑気にしてるトールちゃんにイライラした。

話って…。

やっぱり例の話だよね…。
< 89 / 134 >

この作品をシェア

pagetop