コイマン

翌朝、目が覚めると家には誰もいなかった。


父と母、そして次女の文葉(あやは)と三女の呉葉(くれは)は明日に控えるお節の買い出しに行っているのだろう。

二DKのマンションの一部屋に設けられた私ら三人の子供部屋にある今普通の時計としか動かないからくり時計は午後の十二時過ぎを指していた。


「うわ~寝過ぎてもーた」


気だるい体は重たく、なかなかに起き上がる気が起きない。


もう充電ランプが消えた携帯が視界に入り、何かきてないかと開けると、一通、昨日投稿したサイトからメッセが来ていた。


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