大嫌いな男子に恋をした



瑠奈side



朝早くから学校が騒がしかった


なんだろう…??


学校へ行ってみると皆の視線が1人の女子に向いていることがわかった


親友の杏南だ。


「相変わらず人気者だねぇ笑」


杏南は中学の頃からクールで美少女ということから


"氷の美少女"というので有名だった


氷がついている通り、杏南は全く笑わない


小学校から一緒にいる私でも見たことがない


本当に氷で出来てんのかなと思えるぐらいだ


はぁ、こんなに注目されてるのにきずかないとか


アホなのか、鈍感なのか…


「あっ あの…」


んっ??私??


そこには私よりも小さい女子が立っていた


「私に何かようですか??」


といってニコッと笑った


「る、瑠奈さんって杏南さんの友達だよね??」


「そうだけど…あなたは??」


「あっ…ひ、姫野 雪といいます…」


「雪ちゃん、で用はなに??」


といって再び笑ってみる


「こ、これ杏南さんと食べてください…」


雪は可愛い小包を渡してきた


「ありがとう」


「い、いえ!!」


そう言って雪は校舎へと走っていった


はぁ本当人気だな杏南は


あんなバカのどこがいいんだか

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