片思い日記
第二章
クラス発表
「同じクラスじゃ無いなんて……」
誰の目にもわかるように落ち込んでしまったクラス発表の日。
保育園からずっと一緒にいた幼馴染みの波多見 夏華(はたみ なつか)と同じクラスになることを合格発表の時から祈ってきた。
それは夏華も同じだったらしく不安そうな緊張した面持ちでこちらを見ていた。
私、佐井木 楓(さいき かえで)ほどではないが、なっちゃんは人見知りだ。
ただし、私とは違いやんわりとして天然の入った性格からか友達も多くすぐにクラスに馴染む事ができる。
本人はそれを自覚していない。
「かえちゃん、どうしよう。知ってる友達全然いないよ……」
クラスは5クラスあり、今まで2クラスで進級してきた時より確かに同じクラスになりづらかった。
「なっちゃん、それ私もだよ……」
絶望感に打ちひしがれながら苦笑いで答えた。
「お互い頑張ろうね……」
私となっちゃんはそう約束して入学式を終えた。
誰の目にもわかるように落ち込んでしまったクラス発表の日。
保育園からずっと一緒にいた幼馴染みの波多見 夏華(はたみ なつか)と同じクラスになることを合格発表の時から祈ってきた。
それは夏華も同じだったらしく不安そうな緊張した面持ちでこちらを見ていた。
私、佐井木 楓(さいき かえで)ほどではないが、なっちゃんは人見知りだ。
ただし、私とは違いやんわりとして天然の入った性格からか友達も多くすぐにクラスに馴染む事ができる。
本人はそれを自覚していない。
「かえちゃん、どうしよう。知ってる友達全然いないよ……」
クラスは5クラスあり、今まで2クラスで進級してきた時より確かに同じクラスになりづらかった。
「なっちゃん、それ私もだよ……」
絶望感に打ちひしがれながら苦笑いで答えた。
「お互い頑張ろうね……」
私となっちゃんはそう約束して入学式を終えた。