僕の初恋



僕とキヨノさんはお互いの連絡先を交換して別れた。

もうバイトに行かなくちゃいけない時間なので、僕はコンビニへ向かった。

すると突然後ろから肩をつかまれる。

振り向くとスーツにしわしわのネクタイをだらしなくしている男がいた。

無精髭(ぶしょうひげ)の顔からのぞく眼光はするどい。

「坂本聡君だね。私はこういうものだ」

男はそういって警察手帳を見せる。

ドラマでよく見るシーンだ。

「ちょっと署まで、ご同行ねがおう」

男はそういって僕の手をつかみ引っ張っていった。


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第三話へ続く
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