Only Our Memory
『すまん。すまん。』




って適当に謝って話を続ける。




『まぁ、無理だけはするなよ。』




「はいっ。」




駆琉が短く返事をすると、

もういいぞって言われたから、職員室をあとにする。




「「しつれーしましたー。」」




「山田先生、いい人そうだね。」




さっきまでの表情とは一変して、安心した笑顔でそう言った。




「うん、いい人だよ。」




「授業、楽だしな。笑」




「そうだね笑。

…ってちがくて!
駆琉、頑張ろうね。」




「うんっ。」

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