Only Our Memory

この名前で呼ぶってことは駆琉か。




｢ちづ。ごめんね？｣




上目遣いで私の顔を見上げる。




｢でも僕は嬉しいよ。前のことは分からないけど、ちづといれて嬉しい。｣




私にふふって笑ってみせた。



嫌いは冗談なんだけどなって思ったけど、この笑顔に癒されるから言わない。




｢イチャイチャすんなよな。｣




蓮が口を尖らせて拗ねた。



それを見て駆琉と顔を見合わせて、くふふと笑うと、




｢笑いすぎだバカ｣




って蓮が言って
久しぶりに3人で笑った。