最後まで……
私たちは遠回りをしてともちゃん家に来た。
「ただいまー」
「ともおかえり♪花菜ちゃんもいらっしゃい♪」
「お邪魔します」
ともちゃんのお母さんが笑顔で迎えてくれた。
私は上手く笑えなかった。
「とも、花菜ちゃんと先に部屋に行ってなさい♪お茶は後から持っていくから♪」
「お母さんありがとう!」
ともちゃんは私を引っ張って2階に上がっていく。
「とりあえず座ろ?」
ともちゃんがベットのとなりをポンポンっと叩く。
私は荷物を端に置いて、ともちゃんの隣に座った。