こと×ゆいDays~純情少女と幽麗系男子~
 
「だけど」


「……だけど?」


「意味もなく飲みたくなるくらいには、嫌いじゃないのかも」


「ホントですか!」


「松風は好き?」


「はい! 甘いの大好きなんです!」


「っぽい顔してる。ところで松風」


「はい?」


「近いね」



 バッ!!



「何かもう、すみません……!」



 好きなものが同じだったこと、蒼井くんが食べたり飲んだりすることが、嬉しくて。


 ぶしつけに詰め寄っちゃったところで、慌てて飛びのく。


 すると何を思ったか、席を立つ蒼井くん……って、えぇっ!
 
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