こと×ゆいDays~純情少女と幽麗系男子~
「松風のクラスは、役員決めした?」
「う、それが明日なんですよね……」
教科担当や、委員会。
慎重に選ばないと、下手したら部活うんぬんどころじゃなくなります……!
「なら、オレが放課後の時間取れるようにしてあげようか」
「ホントですかっ! あ、でもクラス違うのにどうやって……?」
「違うから、だよ」
食いつきよしと見たのか、だんだん表情が和らいでいく蒼井くん。
立ち上がりざま、わたしに手を差し出して一言。
「一緒に生徒会、入ろう」
「…………え?」
待ってください。
それって、めっちゃ忙しくないですか?