イジワルな旦那様とかりそめ新婚生活
17、ずっと一緒に ー 桜子side
そう……私は泡になって……天使と一緒に天国に行くんだ。
天国……。
でも、様子がおかしい。
天国って眩いばかりに明るくて、天使がいっぱいいるって思ってたのに……ここは……。
「どう見ても病室だよね。私……死んでない?」
腕には点滴の針が刺さってて、黄色い液体がポタポタ落ちてる。
白いベッドに白い壁。
五十インチくらいの大きなテレビに高そうなキャメル色のソファー。
刹那さんのお祖父さんの病室と同じような間取り。
それに……何か言い争う声で目が覚めた。
まだドアの外でその声が聞こえる。
刹那さんと雪乃さんの声だ。
じっと耳を澄ましていると、二人の会話の内容が聞き取れた。
「だから、私はあんな女認められないわ。まだ結婚してないのなら、私でいいじゃない?お祖父さまは手術が成功したわけだし、梅園家の娘はもう不要でしょう?」
天国……。
でも、様子がおかしい。
天国って眩いばかりに明るくて、天使がいっぱいいるって思ってたのに……ここは……。
「どう見ても病室だよね。私……死んでない?」
腕には点滴の針が刺さってて、黄色い液体がポタポタ落ちてる。
白いベッドに白い壁。
五十インチくらいの大きなテレビに高そうなキャメル色のソファー。
刹那さんのお祖父さんの病室と同じような間取り。
それに……何か言い争う声で目が覚めた。
まだドアの外でその声が聞こえる。
刹那さんと雪乃さんの声だ。
じっと耳を澄ましていると、二人の会話の内容が聞き取れた。
「だから、私はあんな女認められないわ。まだ結婚してないのなら、私でいいじゃない?お祖父さまは手術が成功したわけだし、梅園家の娘はもう不要でしょう?」