赤黒いバラ
帰宅をし、夕食のときになった。

「桜。お前あの模試の成績はなんだ。」

うん…。見てないんだけどな…。

「まだ見てないです。」

「まあ、あとで見れば良いが、偏差値50もないのか。お前はどれだけバカなんだ。だから、俺は理系をに行くことを反対したんだ。お前は国際科で、大学受験をAOだの推薦で行っとけば良かったものの理系に行くなんて…。はぁ。身の程を知れ。言っとくがなお前より下のやつらはなクズなんだ。その程度で満足なんかするんじゃない。な?」

怒鳴られる…。そう思ってはいて構えてはいたけれど、やっぱりキツい…。

父はまあ、まだ一年だからこれから頑張れよ。

と最後に付け足した。

最後のは優しさなのだろうか。

でも、やっぱりキツい。
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