赤黒いバラ
話終えると、小鳥遊先生は言った。

「それって、酷くないか?と言うよりか、自分の子供を親ダッシュと見ている人の典型的なパターンの話だな。」

親ダッシュ…

確かに何回もそう思ったことあるな…。

なんか、人に話すのって大切なんだね…

「桜って、面倒見いいけど、溜め込むよね…。」

ギク…

だって、人に言ったところで何も変わらないもの。

話したところで、その人は他人。あたしじゃない。

行動するのは私。私が変わらないとダメなの。

そう思ってるから。
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