赤黒いバラ
大学に着くと、えなだちが立っていた。

「遅い!!今からパフェ食べにいく約束でしょ!」

そんな約束してたっけ?

思い返してみたが、約束したのは私じゃなく先生だった。

「そう言えばそうだったな…。」

そのまま私たちはパフェを食べに行くことになった。

サンドイッチだけじゃ物足りなかった私には嬉しい話。

車に乗るとき何故か私は助手席になってしまった。

「なんで、私助手席なのよ!!」

そう、後部座席組に嘆きかけた。

「だって、桜寝ないで起きてられそうだからさー」

変な信用だけはしないでよ…。

心のなかで嘆いた。

お店について、注文をするときにえなが

「この子今日誕生日なの。サービスしてねー!」

と、言っていた。

サービスはもういいよ。と思ったのは私だけじゃないはず。

そう思い、チラッと先生をみると、ちょうど先生も私を見ていた。


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