オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①
「だ、だから
謝ってるじゃないですか。
怒らないでください。」
そう言って私は先輩の顔を覗き込んだ。
・・・?
「先輩?
熱ですか?
耳まで真っ赤「うるさいっ!」」
ほぇ?
何故か先輩の大きな手に視界を遮られる。
「先輩っ!何も見えないです!」
「見えなくていい。
それに、俺は赤くない。
第一、ペットの分際で
勝手に主人の顔を覗き込むな。」
「な、何ですかそれ!
理不尽です!!」