オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①
「お母さぁぁん!
先輩 朝ご飯食べてないらしいの!
エッグトースト 2枚お願い!」
「わかったわぁ。
朝ご飯食べてくなら急ぎなさい。
時間 ギリギリよ。」
「はぁーい。」
「・・・何勝手に、」
先輩が不服そうな顔で見つめてくる。
「昨日の・・・お礼も兼ねて・・・です。
お母さんに作ってもらってるから
直接的なお礼じゃないですけど。
すみません。
とりあえず、下行っててもらえますか?
私 髪整えたり
まだ色々することあるんで。」
「・・・なんか主導権が
ひなたにある気がして
むかつく。」
「こんな時に何言ってるんですか。」
「わかった。下行っててやる。
けど、それ、
上手く隠せたらいいな。」
「え・・・?」
私がきょとんとしてると
先輩の指が私の鎖骨のあたりをなぞる。
「ぅぁっ・・・」
「ふっ。頑張れ。」
こ、こんなとこ
どーやって隠せばいいのー!!!!!