オタク女子の王子様はスマホの中から飛び出した!?①





「あら。遅かったわね。」


お母さんが言う。


「え?そう?

 いつもこのくらいでしょ。」


「と言うよりっ!こんなカッコいい

 彼氏ができたなら

 早く言ってくれたら

 よかったのに。」


「ぇ・・・。宮代先輩は

 彼氏じゃな『ひなたさんは本当に

 可愛いですよね。お母さんが

 大切に思うのもわかります。

 早くご挨拶に伺えばよかったのに

 本当にすみません。』・・」


彼氏じゃない。と否定しようとしたのに

宮代先輩が口を挟んでくる。




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