ねえ好きって言って 【完】
「恵恋ー!熱は下がった?大丈夫?」




教室に入ると
綾乃ちゃんが心配した様子で
駆け寄ってきた。




「あははっごめんね。もう大丈夫!」

綾乃ちゃんにも心配かけちゃった。
これからは体調管理気を付けないと。




午後の授業を終えたところで
少しだけ身体がだるかった。




やば、熱上がっちゃったかな。
でももう帰るだけだし大丈夫よね。




「恵恋、帰るか」

「あっうん…」




迷惑かけたくないし
気付かれないようにしないと。




私は無理に作り笑いをして
誤魔化したのだった。
< 107 / 222 >

この作品をシェア

pagetop