ねえ好きって言って 【完】
そして帰り道何故か私は
知らない男の人たちに囲まれていた。




「君可愛いね~」
「俺たちと遊ばない~?」




ど、どうしよう。
見るからに見た目も怖いし
断ったらどうなることか…




「あの、えっと……」




こんな時に限って
周りに人はいないし。




「ほら、行くよ♪」




そうこうしているうちに
男の人が私の腕を掴んできた。




「やだっ離してください」




こんなことならもっと早くに
逃げちゃえばよかった…




私は涙をいっぱい瞳に溜めた。




やだっ泣きたくなんかない。
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