ねえ好きって言って 【完】
「恵恋じゃん♪やっと会えた!」

「ふふっ久しぶり凪くん」




……はぁっ?!




は?どういうこと?
なんでこいつらが?




呆然としている俺を他所に
2人は仲良く話を始めていた。




「え、お前ら知り合いなの?」

「そうそう、転校前に偶然会って学校までの道を教えてもらったんだよ」

「そうなのっでも凪くんが零太くんの友だちだったなんて」




と、2人して目をキラキラさせていた。




なんだそれ。
…なんかイライラする。

どこから湧いたのか分からない
イライラに眉間にシワを寄せる。




にしてもなんでこいつら
こんなに仲いいんだよ。




俺のことなど
お構いなしといった様子だった。
< 110 / 222 >

この作品をシェア

pagetop