ねえ好きって言って 【完】
えっ嘘、ちょっと待って…!
まだ心の準備が。




私をおんぶしたまま
歩き出していた。



うう、恥ずかしすぎる…




「世話がかかるな」




やっぱ零太くん呆れてる。
それもそうだよね…




「…ごめんなさい」




零太くんの背中あったかい…
それに香水のいい匂いがする。





やばっ眠くなってきちゃった。




そして私はいつの間にか
零太くんの背中で眠りに落ちていた。




それから暫くして、




「………起きろ」



どれくらい寝てただろう。
零太くんの声で目が覚めた。
< 116 / 222 >

この作品をシェア

pagetop