ねえ好きって言って 【完】
しかしその笑顔に
恐怖を感じていた。




"クール王子"って言われるくらいだから
冷たい人なのかと思ってた。




初めて見た表情に少しドキッとした。




「でも…」




ダメダメ!
もうちょっとで
騙されるとこだった。




彼女のフリなんて…
そんなことさすがに出来ないよ。




「は?してくれないの?」




「えっ?」




急な態度の変わりように
驚いて顔をあげた。




え、今のって相良くん?

全然クールじゃないし!
むしろ、ちょっと俺様?!




「してくれるよね?」




最初の頃のクール王子とは変わって
俺様王子へと変わっていた。
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